1から学ぶ骨粗しょう症

骨粗しょう症の気になる症状

骨粗しょう症になると腰や背中が重く感じるようになったり、慢性的な腰痛や背痛になったりします。また、骨が軽石のようにスカスカの状態になっているので、非常に骨折しやすくなります。ちょっと圧力がかかっただけでも、脊椎の椎体に圧迫骨折を起こします。高齢者で、急に腰痛や背部痛を起こした場合、実は骨折していたということが珍しくないのです。

他に腰痛や背部痛以外にも、背中や腰が曲がったり、身長が縮むといった症状が現れます。亀背(きはい)といって背骨の部分が突出したり、円背(えんばい)という背中が丸くなる症状が見られることもあります。

骨折を起こしやすい部位
・長管骨(ちょうかんこつ)の大たい骨頸部(足の付け根)
・とう骨遠位端(とうこつえんいたん)(手首)
・上腕骨外科頸(じょうわんこつげかけい)(腕の付け根)
なかでも大たい骨頸部の骨折は、長期の療養が必要となり、そのまま寝たきりになってしまうことが多いです。そして、その寝たきりが原因で痴呆症状を誘引、痴呆症状の進行を促進することになるのです。高齢者にとって非常に恐ろしいものです。

*圧迫骨折(あっぱくこっせつ)・・・骨の上下方向に圧力が加わったときに生じる骨折です。かかとを強く打ったときに、骨折を起こすことがありますが、これは長管骨(ちょうかんこつ)の圧迫骨折です。